2012年9月29日土曜日

出張!!フードバンク関西


こんにちは、事務局の山内です。
先日フードバンク関西FB関西)へ出張してきました!

目的は「2HNの先輩であるFB関西でのやり方を学び2HNの運営に活かすこと」です。


FB関西は関西地方でフードバンク活動を行っている認定NPO法人です。
2003年に活動を開始し、2004年にNPO法人格、2007年に認定NPO法人格を取得しました。



当日は10時にFB関西の事務所へ伺いました。
その後ボランティアの方の車で一緒に、ある小売店さんへ食品を取りに行き、
配送先である児童養護施設とDVシェルターの事務所へ食品を届けに行きました。

(賞味期限が近いため捨てられてしまう食品を車に積み込む様子)


(ボランティアの方が施設に配布するために食品を小分けしている様子)


(ボランティアの方が施設職員の方へ品質管理や食品の説明を行っている様子)



FB関西では「フードバンク関西・食品活用についての意見交換会」を行い食品受取団体と

1、FB関西が取り扱う食品とその取扱いの説明
2、受取団体とFB関西間の取扱上の約束事項の確認と事故発生時の対応のお願い
3、食のセーフティーネットへの取り組み

をテーマとして意見交換会を行っていました。


このことから、品質管理を徹底して行っているという印象をもちました。

規格外の野菜、賞味期限が近い食品など、いわゆる「ワケありの食品」であることから
よりしっかりとした品質管理を行う必要が
フードバンクには必要であることを今回の出張でさらに学びました♪

お忙しいなか、とても親切に対応していただいたFB関西のボランティアの方々に感謝致します。
ありがとうございました!



2012年9月26日水曜日

ブラジル人の生活の様子をきく会

9月22日、2HN事務所にて、三重県在住の中村博俊様、中村様の奥様(ブラジル人)、黒川リジア様とそのお嬢様、つごう4名様をお招きして、日本に住むブラジル人の生活の様子について、
当事者の視点から、及び彼らと日常接している日本人の視点からのお話を聞く機会を得ました。

(中村様、中村様の奥様、黒川リジア様、そのお嬢様と2HN会員の皆さん。)

この機会を通じて、私達の活動のあり方について、反省と共に、春の芽吹きのような活力を得たように思いました。

さて、2011年の法務省の統計では、在留届けが出ている外国人は、200万人を数えると述べています。
名古屋市の人口226万人に匹敵する人数です。
日本社会にとって、外国人の皆様は、如何に共存共栄していくべきかという存在だと思います。

中村様らのお話を伺っていますと、日本は、治安、教育、社会保険、生活保護、福祉などの社会資本が充実していることを感じました。
ずっと日本にいたい、というお話が黒川様からありました。嬉しいことではないでしょうか。
勿論、行き届いていない部分はあるでしょう。欲にはきりがなく、青天井でしょう。

しかし、一方で、日本人は、他人、特に外国人に対して、挨拶はじめ、何かとよそよそしいのではないか、というお話がありました。
恥ずかしいと感じた人は、私だけではなかったと思います。
その結果、いつまでたっても相手が理解できません。
何か行動を起こせば、周囲から、何らかの反応があります。

日本人にとって、日本人が何か行動を起こせば、『あの人は、…だ。』という批評を浴びます。
ところが、外国人が何か行動を起こせば、『○○人は、…だ。』というように、主語がその民族全体になってしまうことが多いと思います。

一を聞いて十を知るのが日本人といいます。
これはややもすると、日本人の発想が、十把一絡げになりかねないのではないでしょうか。
そんな反省も感じました。


閑話休題。


中村様によれば、三重県では、在住ブラジル人の約10%が貧困にあり、
約20%が切り詰めた生活を強いられ、約50%が不安定な就業状態にあるというご説明でした。

つまり、約80%の方々が不安を抱えながら、毎日を送っていらっしゃるということになります。
全国でも同様ではないでしょうか。
日本は65歳以上の方が、総人口の四人に一人を数えるようになったとききます。
介護福祉士はじめ、今や、否、これからも、日本は外国人なしにはたち行かなくなると思います。


ロンドンオリンピックで、日本男子競泳チームの面々が、
『おい、(北島)康介さん、手ぶらで帰せないぞ。』と気持ちをひとつにして、
銀メダルを獲得したシーンをご記憶の方は多いと思います。
この発想、発言は、日本人の特徴を良く表していると思うのです。
中村様らのお話を聞いて、こんな発想で、外国人によるもうひとつの
゛名古屋市民゛をみんなで支えていければなぁ、という想いを持ちました。

駄文を読んでくださり、ありがとうございました。
斉場和夫 拝

2012年9月19日水曜日

浜松でのフードバンク活動

こんにちは ボランティアの柴垣です。
先週 浜松へ行って、フードバンク活動を一緒にしているロベルト本多さんを訪ねてきました。

この日は豆乳と、子供用飲料が届くということで
積み下ろしの手伝いに4人いらしてました。

 

午前10時、夜勤明けでいらしてるみなさんは眠そうです。
「はやく帰って寝たいよ!」と仰るところをお願いして
少しお話を伺いました。

日本語学校を経営されている方
ペルー人だけど、ブラジル人と一緒に活動されている方
また、三島まで運んで児童養護施設に寄付するのだという方もいらっしゃいました。

私が思っていたよりもずっと広い地域に、いろいろな人達に届けられていて
驚くとともに、浜松フードバンクの必要性を改めて感じました。


ちなみに、ロベルトさんは結婚式や誕生日のパーティ向けのレストランと
カトリック信者向けのCDやアクセサリーを扱うお店を経営されています。
ブラジルでは、子供の誕生日は100人くらい集まってパーティをするのだそうです!
 
綺麗なマリア像の写真もとったのですが、ちょっと失敗して載せられません。残念、、、。
 
 
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今日はもう一点、もうすぐ公開される映画をご紹介します。
浜松に住む日系ブラジル人家庭の、その子供たちに焦点をあてた
ドキュメンタリー映画です。
 
孤独なツバメたち
名古屋では10月6日から、今池の名古屋シネマテークで公開されます。

セカンドハーベスト名古屋にいると、ブラジルから来た日系の人達と接することが多いです。
みなさんいつもニコニコと明るい方たちです。
そんな彼らの別の側面を この映画で見られるのではないかと思います。
 

2012年9月3日月曜日

ボランティアインタビュー(竹内さんの場合)

こんにちは、事務局の山内です。
今日はボランティアとして2HN(セカンドハーベスト名古屋)に関わって頂いている、
竹内さんにインタビューにしたいと思います!
では、よろしくお願いします!
                                      


1.2HNでボランティアを始めたきっかけは何ですか?

何かボランティア活動に参加しようかなーと漠然と考えていた頃に、
ボランティアの情報誌で知り、参加に至りました。

2.竹内さんが2HNで実際に行っている活動はどんなことですか?

市場へ野菜を取りに行き、その後各団体の規模に応じて野菜をお渡しする
という流れに参加しています。

3.2HNの活動に参加して印象に残っているエピソードはどんなことですか?

提供され、事務局に山積みになっていた食品が、ある時ごっそりと無くなっていることがありました。
驚いてお聞きしたら、パートナーシップを結ぶ団体にお渡ししたとのことでした。
1~2か月後には廃棄される予定にあった多量の食品が食品として消費され、良かったと思う反面、
食に困っている方がこんなにもおられるのかと複雑な思いになりました。

4.ボランティアをしようか迷っている方々に向けてメッセージをお願いします。

私が2HNでボランティアを始めたのは、食品廃棄等に関して特別高い問題意識があったからではありませんでしたが、
活動を通して、私の大好きな「食べること」を通じて様々な人に繋がることができました。
以前から興味のあったホームレス支援の炊き出しにも参加させていただくことができ、
自身の世界が広がっていることを実感しています。
これからも、更に多くのみなさんと「食」を通じて繋がり、支え合えると良いなと思います。