2016年11月30日水曜日

フードバンク情報交換会を開催しました

先日(11月29日)、セカンドハーベスト名古屋(以下、2HN)主催「生活困窮者自立支援におけるフードバンク活用情報交換会」(以下、本会)をウインクあいちにて開催しました。

(当日の様子 その1)

当日は愛知・岐阜・三重県内の市町村や社会福祉協議会にある相談窓口職員の方々、
58名にご参加いただきました。

本会の内容は以下の通りです。
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1.2HNからの報告 食品パック支援の仕組みと効果
  2HN 事務局長 前川行弘、事務局 森奈緒美

2.事例発表

  ①名古屋市仕事・暮らし自立サポートセンター名駅 
    センター長 大熊宗麿氏

  ②社会福祉法人岐阜県社会福祉協議会 
    生活支援・相談センター中濃・飛騨支所 相談・就労支援員 安藤厚司氏

  ③社会福祉法人津市社会福祉協議会 
    地域福祉課 生活困窮者自立相談支援事業担当 主任相談支援員 岩脇則生氏

3.意見交換会(質疑応答)
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(当日の様子 その2)
■経緯
2HNでは2013年頃から様々な相談窓口と連携して、
段ボール箱に食品を詰合せて生活に困った方へ届ける「個人支援」を行ってきました。
2015年4月に施行された「生活困窮者自立支援法」(以下、法)により全国約900か所の自治体に
生活に困っている方の相談を受け付ける窓口が設置されました。
2HNでは「行政と連携した個人支援」として、
東海地方にある法により設置された相談窓口と積極的に連携を進めました。

■課題
活動当初、連携している相談窓口運営団体はわずか2つでした。
しかし、現在では91の自治体や社会福祉協議会と連携するまでに活動が広がりました。
そのため、依頼の方法やフードバンクの仕組み、
私たちの想いをきちんとお伝えできていないと感じていました。

■内容
そこで、相談窓口との連携強化・広報を目的に、基本的な食品支援の流れや効果の報告、
具体的な依頼方法等の説明を行いました。

また、実際の相談窓口でどのように食品パックを活用して、どのような効果を得ているのかを
名古屋市・岐阜県・三重県内の相談窓口職員の方々に事例発表をしていただきました。

さらに、全体の4分の1である30分以上を質疑応答の時間として、
参加された相談窓口の方からの質問や要望を積極的におききしました。

(当日の様子 その3)

そのおかげか、参加された方からは・・・

「各相談窓口の実践報告を聞くことができて、大変参考になりました」

「本当に生活に困窮した方への支援として(フードバンクの活動が)大きな存在だと感じました。」

「食品を受け取られた方が御礼を言いに来られた方もいらっしゃいます。そのような声も2HNさんにお伝えできればと思っています。本当にいつもありがとうございます。」

などの感想をいただきました。
その他にも2HNの活動自体へのご意見やアドバイスなどもいただき、
私たちにとっても非常に内容の濃い有意義な機会となりました。

2016年11月8日火曜日

休日の活動(12月)のご案内

申込みの状況を以下にお知らせいたします。

定員に達したため申し込みを締め切りました。【11/15追記】
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こんにちは、事務局の山内です。

休日の活動(12月)を以下の日程にて行います。
是非ご参加ください。
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 12月の休日活動
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■日時:12月4日(日)10:00~15:00

■場所:2HN事務所(名古屋市北区柳原3-4-2小菅ビル1F)

■定員:6名

■活動内容:食品の仕分け作業&生活に困っている人へ届ける食品の詰合せづくり

■備考:フードバンクやセカンドハーベスト名古屋の活動説明も一緒に行います。
初めてボランティア活動をする方、フードバンクについて詳しく知りたい方におすすめです。

■タイムスケジュール

10:00 現地集合
10:10 自己紹介
10:30 フードバンクの説明
11:00 午前中の作業
12:00 お昼ご飯
13:00 午後の作業
14:30 質疑応答
15:00 現地解散

午前は、生活に困っている人へ届ける食品の詰合せづくりを行う予定です。

午後は、瓶をプチプチで包んだり、レトルトカレーの袋詰めなど、
食品を箱に詰めやすいようにする仕分け作業の予定です。

興味・関心のある方は、是非ご参加ください。

■お申し込み方法
参加いただける方は
・氏名
・職業
を添えて11月25日までにコチラからメールにてお申し込みください。
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セカンドハーベスト名古屋の活動は、主に月~金曜日の9:00~17:00です。

そのため、ボランティア活動に参加していただいているのは、
定年退職したシニアの男性や子育てが一段落した主婦の方がほとんどです。

とは言え、私たちの団体は常に開かれていて、
どんな方にも参加してほしいと考えています。

そこで、平日は仕事や学校があるため参加できない方々にも
是非セカンドハーベスト名古屋の活動に関わってほしいと考え、
月に1回「休日の活動」を行っています。

この「休日の活動」は、主に平日の活動に参加することができない方を対象に、
実際のフードバンク活動を体験していただき、
2HNを応援してくださる方を増やすことを目的にしています。

しかしならが、現在、2HNの活動のメインが平日であるものの、
平日の活動に参加いただくボランティアを募集していないことから、

「休日の活動」をフードバンク・2HNについて、まず知っていただく機会としています。

(休日しか参加できない方に継続的に2HNの活動に関わっていただく
「関わり方」については、ボランティアの方々と一緒に考えています。)


12月の活動内容は、生活に困っている方に届ける食品の詰合せづくりです。

私たちセカンドハーベスト名古屋が行う「行政と連携した個人支援活動」では
市役所や社会福祉協議会から依頼を受け
お米5kgと缶詰や調味料を入れた食品の詰め合わせを届ける活動を行っております。

その際生活に困っている方の状況(電気・ガス・水道・炊飯器の有無や国籍など)に
合わせ食品を詰合せています。

(倉庫内での作業の様子)

これまで参加された方からは・・・

「こんなに大量の食品が捨てられているのに驚きました。」

「どんな活動をやっているかは知っていましたが、実際に体験してみると全然違いますね!」

「食品を受け取る人の顔を想像しながら詰め合わせる作業は、とても達成感がありました。」


などのご意見をいただいています。

ほとんどがお一人で参加されていることから、一人でも参加しやすい雰囲気を心がけています。
興味・関心のある方は是非!ご参加ください。