2015年12月29日火曜日

フードバンク活動を一緒に行う職員を募集しています。→募集を締め切りました。

以下採用につきまして、募集を締め切っております。


セカンドハーベスト名古屋(以下、2HN)では、フードバンク活動を一緒に行う職員を募集しています。
以下に詳しい条件を記します。何か不明な点がありましたらコチラからお問い合わせください。


■募集種別
常勤職員

■職務内容
事務局(フードバンク活動全般)

■募集人数
1名

■勤務地
セカンドハーベスト名古屋事務所
(愛知県名古屋市北区柳原3-4-2小菅ビル1F)

■給与
月給170,000円

■社会保険
健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険有

■手当
交通費支給有(上限有)

■勤務時間
9:00~17:00

■休日休暇
週休2日
イベントへのブース出展などにより休日出勤有(その場合代休有)
夏季・年末年始は1週間程度の休暇有

■応募条件(職務要件)
・NPOの活動に興味がある人
・ワード、エクセルが使える人
・食品の収集配布において笑顔で対応できる人
・普通自動車運転免許
・簿記3級程度の会計管理ができる人
・年齢制限(40歳以下)
・事務経験者を優先します。

■試用期間
3ヶ月

■応募方法
以下必要書類を郵送
・履歴書
・職務経歴書(形式自由、ボランティア活動含む)
・志望動機A4 1枚程度
 なぜNPOで働きたいのか?なぜセカンドハーベスト名古屋で働きたいのか?志望動機を自由に書いてください。その際あなたはNPOをどのように捉えているのか?セカンドハーベスト名古屋の行っているフードバンク活動をどのように捉えているのか?についての視点を盛り込んでください。

■募集期限
適任者が見つかり次第募集終了

■お問い合わせ先
認定NPO法人セカンドハーベスト名古屋
担当:山内
〒462-0845愛知県名古屋市北区柳原3-4-2小菅ビル1F
TEL:052-913-6280/FAX:052-913-6281
http://www.2h-nagoya.org/
E-mail:info@2h-nagoya.org

------------------------------------------------
必要書類を受領しましたら、受領した旨ご連絡致します。
採用までのスケジュールは以下の通りです。

1.必要書類の受領
2.1~2週間後に面接
3.面接が終わり次第1週間後までに採用可否の連絡
4.内定通知書の発送
5.内定承諾書の返送
6.雇用契約が成立し試用期間勤務
7.3ヵ月試用期間を経て役員会で検討のうえ本採用可否の連絡
8.本採用

<お預かりした履歴書の取り扱いについて >
・当団体においてお預かりした履歴書は「個人情報」として取り扱います。
・不採用となった場合は、お預かりした履歴書を個人情報が特定できない状態にして破棄致します。

----------2016年2月25日追記---------------------


募集にあたり、2HNがどのような活動をしているかご紹介します。

<活動の3本柱>

1.フードバンク活動
印字ミスやパッケージの破損、賞味期限が近いなど様々な理由でまだ食べられるにも関わらず捨てられる運命の食品(食品ロス)が日本では年間642万トンも発生しています。これは日本のお米の年間生産量(788万トン)に匹敵する膨大な量です。「もったいない」という言葉が生まれた国にも関わらず、これだけの無駄が発生しているのは非常に深刻な問題です。

このような食品を企業・個人から無償で提供していただき、生活に困っている人を支援する団体や各種福祉団体へ無償で配布しています。

(食品の仕分けの様子)



■具体的な活動内容
約20名のボランティアがシフトを組み、市場や企業倉庫へ食品を車で毎日引取に行きます。また食品提供企業からの依頼により運送業者によって2HN倉庫へ届けられた食品をトラックから降ろします。

倉庫内に保管された食品を2HN倉庫へ引取に来られる各種団体(ホームレス支援団体、母子生活支援施設、外国人支援団体、障害者支援団体)の人数やそれぞれの活動の特徴に応じて仕分けします。2HN倉庫へ取りに来られた各種団体さんの車へ仕分けした食品を積み込みます。その際、食品の特徴やその団体の現状に応じて数量を調整する場合もあります。

食品関連企業から食品を寄付頂く際に事前に転売の禁止や賞味期限の厳守などを記した「同意書」を締結します。そのため①いつ②どの企業から③どんな商品が④どれだけ入荷したかをパソコンで管理しています。また食品を各種福祉団体へ配布する際にも①いつ②どの企業の③どの食品を④どれだけ⑤どこの福祉団体へ出荷したかもパソコンで管理しています。

さらに扱う商品の中には、賞味期限が極端に短いものや外装の段ボールが崩れたものがあるため倉庫内の整理を毎日行います。

■実績
2HNでは2014年度511トンの食品を259の施設・団体を通じて約25,000人の必要とする方々へ届けました。511トンを小売価格に換算すると約3億円に相当します。

活動報告書(←こちらもご覧ください)

■効果
2014年にすべてのパートナー団体(2HNからフードバンク食品を受け取っている団体)を対象としたアンケート(愛知・岐阜・三重県内にある68/100の施設・団体が回答)では約80%がフードバンク活動に対して「不可欠な支援」「有効な支援」と回答しました。具体的には「食事の質・内容が上がってきている。」「浮いた食費を子どもたちために使うことができた。」といった回答がありました。

新聞での紹介(←こちらもご覧ください)



2.行政と連携した個人支援活動
2015年4月に生活に困った方の自立を促すため、国が「生活困窮者自立支援法」を施行しました。それにともない全国約900の自治体に相談窓口が設置されました。この窓口では「仕事が長続きしない。」「頼る人がいない。」などどんな問題でも受け付けています。

相談窓口職員はハローワークへ繋いだり、家計の立て直しのアドバイスを行っています。その中で「3日間何も食べていない。」「所持金が100円しかない」など緊急で食べ物の支援が必要な方が訪れる場合があります。この場合、相談窓口職員が2HNへ依頼書をFAXします。2HNではその人の状況に合わせた食品の詰合せをつくり、相談窓口へ宅配で届けます。

(食品の詰合せをつくっている様子)

■具体的な活動内容
ボランティアがシフトを組み、市役所や社会福祉協議会などにある相談窓口からの依頼書を元に食品の詰合せを毎日つくります。年齢・世帯人数・電気ガス水道の有無、生活困窮に至った理由など、依頼書に書いてある情報から生活に困っている人の顔を想像して食品を段ボールに入れていきます。例えば電気ガス水道などライフラインが何もない場合は、すぐに食べられるパンの缶詰やアルファ米などを入れます。

またこれまで自炊をしてこなかったためすぐに食べられるレトルト食品を希望される場合もありますが、相談員と話し合ったうえで生活を立て直していくため自分で料理できるように、あえて醤油や味噌などの調味料を多めに入れる場合もあります。

■実績
2014年度235個の食品の詰合せを送付しました。2015年度は法の施行により活動が東海地方で一気に広がり、現在(2015年12月末時点)は月に250箱を送るまでに急増しました。

■効果
2015年10月に各相談窓口職員を対象としたアンケート結果では(愛知・岐阜・三重県内にある72/187の相談窓口が回答)、97%の相談窓口が相談支援を行うにあたり2HNからの食料支援に対して、「とても効果があった」「効果があった」と回答しました。具体的には「相談に訪れた方との信頼感が増した。または築きやすくなった。」「初回給与のつなぎなど、借金する必要がなく自立に向かう支援に至ることができた。」といった回答がありました。

新聞での紹介(←こちらもご覧ください)


3.高齢者コミュニティ支援活動
高齢化や核家族化により地域で孤立する高齢者が増えていることから、高齢者の交流の場や居場所づくりを目的に高齢者サロンが数多くつくられています。しかし、人件費や食費の負担が大きく「開催頻度が少ない」「参加者がいつも同じ」「一般市民に対する認知度が低く、必要性が理解されていない」など課題を抱えています。

そこで、こういった高齢者サロンへフードバンク食品を配布し、経費節減・参加者の増加など、それぞれの団体の活動を活性化してもらうことを目指しています。

(高齢者サロンの様子)

■具体的な活動内容
新しくフードバンク食品を必要とする高齢者サロンへ見学に行き、食品が誰にどのように使われるのかを確認します。また各地のサロンを所管する社会福祉協議会と連携して活動を行っていくため、社協が一時的に食品を保管した後各サロンへ配布する仕組みをつくります。


■実績
13トンの食品を10の高齢者サロンへ配布しました。13トンを小売価格に換算すると約780万円に相当します。

活動報告書(←こちらもご覧ください)

■効果
2015年1月に各高齢者サロンを対象としたアンケート(愛知県内15の高齢者サロンへ訪問して調査用紙を使い実施)では、すべてのサロンで「参加者が増えた」「会話が盛り上がるようになった」「経費が節減できた」など、何らかの効果があることが確かめられました。



以上