「フードバンク活動」と「天気」は、実は関係があります。
今年の夏は平年並みの暑さでしたが、一部地域で曇りや雨の日が多かったため
夏の商品が売れなかったそうです。
そのため2HNには現在、食品メーカーさんからお中元用のゼリーや
コーヒー飲料寄付の問い合わせを多くいただいています。
(ある企業さんから寄贈いただいたギフト用ゼリーとコーヒー飲料)
ギフト専用商品のため一般では販売できず、
賞味期限はまだ十分残っているにも関わらず多くの場合捨てられる運命にあります。
こういった話をある方にしたところ・・・
「企業が責任をもって廃棄すべき食品を、フードバンクを通して困っている人に押し付けている。けしからん!」
と言われてしまいました・・・。
それを聞いて私はとても悲しくなりました。
先日あるお菓子メーカーの方が、「ギフト専用のゼリーを寄贈したいのですが・・・」
と事務所へいらっしゃいました。
その際、こんなことを仰いました。
「賞味期限は残っているのですが、ギフト専用のため売ることができません・・・。」
「でも!せっかく作ったから、少しでも多くの人に食べてほしい!」
「捨てるために、作ったわけではないから!」
現場の方はとても熱い想いで、フードバンクへ食品を寄贈してくださいます。
「自分たちが自信をもって作った食品が、捨てられるのは悲しい・・。」
「自分たちが自信をもって作った食品だからこそ、少しでも多くの人に食べてほしい!」
フードバンクは「余っている食品」を「必要とする人」へつなぐ活動です。
食品を寄付してくださる企業・個人の方々の、
こういった熱い想いも「つなぐ」ことができたら、と思いました。