こんにちは、ボランティアの水野です。
今回は「パートナー団体訪問記」の第一弾として「ヒューマンサポート・あいち」と
「からし種の家」にうかがいましたので、私は「ヒューマンサポート・あいち」をご紹介します。
2団体はいずれも”無料低額宿泊所”
(社会福祉法に基づき、路上生活者らの自立支援などを目的に
無料または低額な費用で住まいや食事を提供する施設)を運営されています。
(玄関前で代表の今田さん)
「ヒューマンサポート・あいち」が運営する「セントラル寮」は2011年11月11日に開設されました。
名古屋駅西口から徒歩1~2分、近くには家電量販店や飲食店・小売店が並ぶ
にぎやかな通りにある6階建てのビルです。
あえてこの場所にしたのは、ハローワークが徒歩圏内にあり、
職探しに便利なことが大きいそうです。
この日も職探しから戻った利用者さんが今田さんに状況を聞いてもらってみえました。
こうしたサポートも大切なこととして行われています。
(居室)
(大浴場)
以前はビジネスホテルだったそうで、改装もされており施設は充実しています。
入浴は毎日可能です。
現在、55室稼動、さらに写真の居室6室を申請中で計61室になる予定だそうです。
利用者の平均年齢は50歳、男性のみです。
(食堂)
(調理担当の木下さんと今田さん)
うかがった時は、ちょうど昼食の時間帯で利用者さんが入れ替わり食事にみえてました。
メニューはセルフのうどんでしたが、仲間と話しながら麺を温めたり具をのせるなど、
なごやかな雰囲気でした。
なごやかな雰囲気でした。
土日祝日以外は3食提供されています。
あいにく前日の月曜日が祝日でセカンドハーベスト名古屋での野菜等の引き取りがなったため、
実際の活用状況は見られなくて残念でした。
今田さんによると
「月曜日にいただく野菜は木曜日くらいまでは使うことができて、とても助かっている」
「もらった食材にあわせてメニューを決めるので、利用者にあらかじめ示したりはしていない」
「クリスマス・お正月などにちょっとしたプレゼント用のお菓子等があると助かる」とのことでした。
今回の訪問で、私は無料低額宿泊所という形でのホームレス支援の一端を知り、
そこでもセカンドハーベストからの提供品が活用されていることを確かめることができました。
屋根の下にベッドと暖かい食事があるという安心感が、利用者さんの食堂での様子から伝わってきました。